


2月は心筋梗塞に注意

寒さがピークを迎える2月。実は、この時期に心筋梗塞のリスクが高まることをご存知でしょうか。
国立循環器病研究センターが実施した、消防庁統計データの解析結果によると、10月から4月にかけて心筋梗塞の最重要型である心停止の発生が多いことがわかっています。寒さが厳しくなるこれからの時期に健康的な生活が送れるよう、心筋梗塞の予防に努めましょう。
心筋梗塞とは?

心筋梗塞とは、心臓の血管がつまり、血液が十分に流れなくなる疾患です。心臓に酸素や栄養を送る血管である冠動脈の血流が悪くなり、心筋への酸素・栄養の供給が不足することで起こります。心筋への血流が止まり、壊死(えし:生体内の細胞や組織が壊れてしまう現象)すると全身に血液が送り出せなくなり、命に関わる状態になります。
心筋梗塞のおもな症状は激しい胸の痛みです。胸が締め付けられるような圧迫感が生じ、脂汗が出るほどの痛みを感じます。とくに、胸の中央部から全体にかけて30分以上の痛みが続く場合があります。また、左胸から顎のあたりや、左肩から左腕にかけて痛みが広がることもあるでしょう。
痛み以外には冷や汗や呼吸困難、吐き気や脱力感、動悸やめまいといった症状を訴える方がいます。心筋梗塞にも関わらず、胃の痛みや歯の痛みと勘違いしてしまうケースもあるため、上記の症状が起きていないか確認することが大切です。
なぜ冬場に多い?

冬場に心筋梗塞のリスクが高まる理由は、温度差が生まれやすいからです。
冬になると、暖かい室内から寒いトイレや浴室、脱衣場に行くケースが多くなるでしょう。温かい場所にいるときは正常な血管の状態であり、血圧は安定しています。しかし、寒い脱衣所や浴室に入ると、血管が収縮し、血圧が上昇します。
その後、熱い浴槽に入ると血管が拡張して血圧が低下し、心臓や血管に大きな負担がかかり、心筋梗塞につながることがあるでしょう。
このように気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こる現象をヒートショックと呼びます。ヒートショックを起因とした死亡者数は年間で1万人を超えており、高齢者や高血圧の方、熱いお風呂を好んで入る方などでリスクが高まるとされています。
冬場に心筋梗塞を予防するための
注意すべき10箇条

国立循環器病研究センターは「冬場に心筋梗塞を予防するための注意すべき10箇条」として、心筋梗塞の予防策を公表しました。血管や心臓に負担がかからないよう、以下の対策を実践してみてください。
<冬場に心筋梗塞を予防するための
注意すべき10箇条>
| 1 | 冬場は脱衣室と浴室を暖かくしておく。 |
| 2 | 風呂の温度は38〜40度と低めに設定する。熱い湯(42〜43度)は血圧が高くなり危険です。 |
| 3 | 入浴時間は短めに。 |
| 4 | 入浴前後にコップ一杯の水分を補給する。 |
| 5 | 高齢者や心臓病の方が入浴中は、家族が声を掛けチェック。 |
| 6 | 入浴前にアルコールは飲まない。 |
| 7 | 収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110mmHg以上ある場合は入浴を控える。 |

| 8 | 早朝起床時はコップ一杯の水を補給する。睡眠時の発汗で血液が濃縮しています。 |
| 9 | 寒い野外に出るときは、防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用し、寒さを調整しましょう。 |
| 10 | タバコを吸う方は禁煙をしましょう。 |
大切なのは急激な温度差を避けることです。冬場は、脱衣所や浴室も暖かくし、室内との温度差が出ないように心がけましょう。風呂の温度を高すぎない温度に設定することも重要です。
また、外出する際は、マフラーや手袋、防寒着などを着用し、体が急に冷えないよう対策しましょう。とくに朝は血圧が上昇し始めるため、午前中の散歩や運動は控え、温かい日中に外出するようにしてください。
>>次回、けんくら Vol.096は 2月14日(金)深夜24時更新!
「チョコレートがおすすめ?心筋梗塞対策」をお送りします。

心房細動とは不整脈の一種で、動悸やめまい、胸の違和感などが起こります。脳梗塞や心不全を引き起こすため、早期の治療が必要ですが、心房細動に内関のツボが効果的だというイタリアの報告もあります。

手のひらを上に向け、手首のしわから指3本分上がった場所にあり、手のひらを握ったときにできる2本の腱の間にあるツボです。
親指で5秒間押して離すを繰り返す。(左右10回ずつ)

