

今回は、Vol.095の続き
心筋梗塞の続編です!

前回のはなし(Vol.095)のおさらい
前回は冬場の心筋梗塞のリスクや症状、予防方法についてご紹介しました。今回のお話は…

心筋梗塞のリスクを
下げよう【運動編】
心筋梗塞のリスクを下げるためには、冠動脈の詰まりを引き起こす要因をなくすことが重要です。心筋梗塞の予防方法として、運動する際は以下のポイントに配慮しておきましょう。
①有酸素運動を
定期的におこなう

運動不足になると、筋肉量が減り、基礎代謝が落ちて太りやすくなります。その結果、内臓脂肪がつき、血流が悪化して心筋梗塞のリスクが高まります。
そこでおすすめなのが有酸素運動です。たとえば、サイクリングや水中歩行、ジョギングなどが有効とされています。
有酸素運動をする際は、血管が日中より収縮している早朝や深夜を避けておきましょう。また、1回あたり30分程度の運動を週に3〜4回おこなうことが大切です。一方で、心臓に過剰な負担がかかる無酸素運動(腕立て伏せ・懸垂・重量挙げ・格闘技・短距離走など)は控えてください。
②階段や坂道を
積極的に上る

階段や坂道を積極的に上ると、筋肉を使う機会が増えて基礎代謝が上がり、血液の循環が良くなって心筋梗塞のリスクが下げられます。自転車で移動できる場所も、あえて徒歩で歩くようにし、エスカレーターやエレベーターなどを使用せず、階段や坂道を上るようにしましょう。
③大股・早足で歩く

早足で歩くと、通常の歩行よりも筋肉量が増加し、健康効果が期待できます。とくに歩く際は、やや大股の歩幅を意識すると、歩行速度が上がります。足を開きすぎると、股関節に負担がかかったり転倒のリスクが高まったりするため、身長の約50%の幅を意識してください。
とはいえ、早足で歩くことを無理して続ける必要はありません。続けていくなかで疲労や負担を感じる場合は、速度を無理ない程度に落としましょう。また、適度にストレッチをしながら進めると効果的です。
心筋梗塞のリスクを
下げよう【食事編】
心筋梗塞のリスクを下げるためには、日頃の運動習慣に加えて、栄養バランスに配慮した食事を心がけることが大切です。以下の内容を踏まえ、食事を工夫してみましょう。
①塩分や動物性脂肪を
摂りすぎない

血液中に塩分が増えると、血圧が上昇し、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まります。目安として、1日の塩分摂取量を6グラム以下に抑えましょう。とくにラーメンやうどん、そばなどの麺類の汁を飲み干すといった行為は控えてください。また、料理をする際に、塩の代わりにレモンや酢、香辛料などを上手に活用するのもおすすめです。
動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸を摂りすぎると、悪玉コレステロールが増え、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まります。肉類や乳製品、ベーコンやコンビーフなどの加工物などは飽和脂肪酸が多く含まれているため、食べすぎないようにしましょう。
②カリウムやカルシウムを
含む食材を食べる

血液中にカリウムが増えると、ナトリウムが排出され血圧が下がり、高血圧や心筋梗塞の予防につながります。カリウムを豊富に含むバナナ・トマト・かぼちゃ・ほうれん草・じゃがいも・セロリといった食材を積極的に食べましょう。
また、マグネシウムやカルシウムを積極的に摂取することで、血圧が抑えられ、心筋梗塞のリスクが下がります。カルシウムを多く含む牛乳・小魚・豆腐・ひじき・昆布・大根や、マグネシウムを多く含むアーモンド・くるみ・わかめ・煮干しなどを食べる習慣を心がけてください。
③ポリフェノールを含む
チョコレートを食べる

チョコレートに含まれるポリフェノールには、一酸化窒素の発生を促す効果があると考えられています。一酸化窒素には、血管を拡張させ血圧を下げる作用や、血小板の凝集を抑えて血管の詰まりを予防する働きがあります。
一方で、チョコレートの食べすぎは脂質や糖質の過剰摂取につながり、生活習慣病の原因になるかもしれません。これからバレンタインデーの季節が近づき、チョコレートを食べる機会が増えるかもしれませんが、一日の摂取量として、板チョコ3〜5片程度を目安に食べすぎないよう注意しましょう。
>>次回、けんくら Vol.097は 2月21日(金)深夜24時更新!
「ま、まさか!もう飛散開始?今年のスギ花粉は?」をお送りします。

スペースがなくてもできる!
「ジャンピングジャック」
目安:1日1セット
1セット:20秒間+10秒間休憩を4回行う
ジャンピングジャックは、室内のスペースがない場所でも脂肪燃焼効果や血流の促進、心血管疾患のリスクの低下など、さまざまな健康効果が期待できる有酸素運動です。
①両手はリラックスして膝を軽く曲げて立つ。

② ジャンプすると同時に両手・両足を広げてジャンプし、両手を頭の上まで上げて着地する。

③ 再びジャンプし、①のポーズで着地する。
①〜③を20秒間行い、10秒間休む。これを4回繰り返す。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。

