けんくらVol.125 9月は備える月(前編)食べながら備えるローリングストック

 

防災週間は「棚さらい」の合図
いま家にあるものを数え直そう!

 91日は「防災の日」、830日から95日は毎年「防災週間」です。

 この週は、気負いすぎず「棚さらい」から始めましょう。キッチンの食品棚、冷蔵庫、洗面所、玄関の物置を10分ずつ開けて、飲料水、主食、レトルトや缶詰、カセットコンロとボンベ、乾電池、懐中電灯、モバイルバッテリー、簡易トイレ、ラップやポリ袋、救急用品など「すでに家にあるもの」をまず書き出します。

 次に「足りないものだけ」を補うと、衝動買いや賞味期限切れを防げます。ポイントは、備えは「生活の一部」に混ぜ込むこと。

 たとえば、防災週間を「年1回の総点検」に固定してカレンダーに入れる、小さなメモに「水・主食・電池・ボンベ」の在庫を書いて冷蔵庫に貼るなど、小さな仕組みが効果的です。

 学校や職場の避難訓練に合わせて家庭内ルール(集合場所、連絡方法、離れているときの行動)を共有しておくのも安心。まずは「棚さらい」で現状を見える化、これが一番の近道です。

水は1人1日3ℓが目安
3日、できれば1週間分

 災害時に必要な水は、飲料と調理用を合わせて11日およそ3ℓが目安です。最低3日分(9ℓ)、できれば1週間分(21ℓを確保しておくと安心です。

 数字だけ見ると構えてしまいますが、500㎖ペットボトル6本=3ℓと考えると具体的に見えてきます。

 家族3人なら「6本(500㎖)×3人×7日=126本」、または2ℓペットボトルなら「2ℓ×11本弱」で約1週間分用意すると良いでしょう。

 段ボールのまま保管すれば持ち運びがラクで、停電時にも取り出しやすくなります。

 長期保存水を混ぜて“総量”を底上げしつつ、普段飲む水は使ったら買い足すで回すと、自然にローリングストックになります。

 飲料水とは別に、トイレ流しや手洗い用の生活用水もあると安心でしょう。浴槽に水を張っておく習慣やポリタンクの常備は、断水時の安心につながります。

 必要量の目安とローリングストックの始め方は、公的情報で丁寧に解説されています。

政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html?utm_source=chatgpt.com

「特別食」はいらない!
普段の味を少し多めに買おう

 非常食=特別メニューである必要はありません。パックご飯や無洗米、乾麺、缶詰、レトルトおかず、常温保存できる豆乳や野菜ジュース、ナッツやドライフルーツなど、ふだん食べているものを少し多めに買い置きし、古い順に使って使った分を補充する。これがローリングストックの基本です。

 停電やガス停止も想定してカセットコンロとボンベはセットで用意。ライフラインの復旧や物資配給には時間がかかる場合があり、「最低3日、できれば1週間」の考え方が実践的です。

 紙皿やラップ、ポリ袋、ウェットティッシュ、アルコール綿など「洗い物を減らす小物」は、衛生と心の余裕を支えます。

 持病薬の一覧やお薬手帳のコピー、眼鏡の予備、乳幼児のミルクや離乳食、高齢者のやわらか食、生理用品、ペットのフードなど、家族の事情に合わせたパーソナルセットも小袋でまとめておくと、避難所や車中でもすぐ取り出せます。

「続ける備え」が大切

 備えは「完璧」より「続ける」ことが大切です。

 玄関・寝室・車など分散保管にして、ひとつが取り出せなくても別の場所で代替できるようにします。

 ダンボールの側面に「水:3ℓ×人数×日数」「主食:◯食」「ボンベ:◯本」と太字でラベルを貼る「見える化」も効果的。月1回、週末の30分を「備蓄タイム」として固定し、賞味期限の近い順に前へ、使ったら補充をルーティン化しましょう。

 「食べながら備える」は今日からすぐに始められる暮らしの保険です。防災週間のタイミングで一度仕組みを作っておくと、来年以降もスムーズでしょう。

9月は備える月、元気も準備!

 3つの溢れるパワーをギュギュッと小さなカプセルに凝縮。食事が偏りやすい場面でもコンディションを支える心強い相棒です。
 平時から非常時までつながる備えを!

>>次回、けんくら Vol.126は 9月12日(金)深夜24時更新!
「9月は備える月(後編)救急の日に学ぶ、残暑の熱中症」をお送りします。


残暑のむくみに!
ふくらはぎポンプ運動

1セット:10〜15回1日2セット

 台風や残暑で体がだるい、夕方になると足が重い……そんな9月におすすめのストレッチです。
 ふくらはぎを上下に動かすことで血流を促し、むくみや冷え感の軽減が期待できます。立っても座ってもできるので、家事や仕事の「すきま時間」にぴったりです。

安定した椅子や壁の近くに立ち、軽く支えを持って安全確保します。足は腰幅くらいに開きます。

つま先で床を押し、かかとをゆっくり持ち上げます(約2秒かける)。
かかとを静かに下ろす(約2秒かける)。呼吸は止めず、吐く息に合わせて動きます。
①と②を10〜15回繰り返します。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。

>>次回、けんくら Vol.126は 9月12日(金)深夜24時更新!
「9月は備える月(後編)救急の日に学ぶ、残暑の熱中症」をお送りします。

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