



花粉症は、国内で約3,000万人が罹患しているアレルギー疾患であり、現在も患者数は増加傾向にあります。
実は、2月以降になると、スギ花粉を中心に飛散し始めることをご存知でしょうか。人によっては、1月下旬から花粉の影響を受け、さまざまな症状に悩み始める方もいるかもしれません。花粉症の方は、花粉対策を徹底し、日常生活に支障が出ないように工夫しておきましょう。
花粉症対策を
早めにしておくべき理由

日本気象協会が発表している「2025年春の花粉飛散予測(第2報)」によると、2025年のスギ花粉の飛散開始時期は、九州や四国、中国や東海、関東地方の一部で2月上旬から始まると見込まれています。
前シーズンと比べた花粉飛散量の予測としては、北海道は少なく、東海は「並」であるものの、東北は「やや多い」、関東甲信や北陸では「多い」、近畿・中国・四国・九州は「非常に多い」と予想されています。
スギ花粉は、飛散時期と考えられるタイミングの前から飛び始めるのが特徴です。とくに飛散開始時期が「2月上旬」と予測されている地域にいる方は、早めの花粉症対策を心がけましょう。
花粉症の発症原因と
メカニズム

花粉症は、体内に入り込んだ花粉(異物)を体から排除しようと過剰に反応することで引き起こされます。花粉症が発症する段階には、アレルギーを起こす前段階である「感作(かんさ)」と、鼻づまりや鼻水、くしゃみなどの症状が現れる「発症」の2種類があります。
感作とは、花粉を異物と認識し、攻撃する準備が整った段階です。感作は、目や鼻の粘膜に付着した花粉からアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす物質)が溶け出し、体内に侵入することで始まります。体内にアレルゲンが入り込むと、対抗するために特異的な物質(IgE抗体)が作り出され、アレルギーを引き起こす準備が整います。
発症とは、体内にIgE抗体が蓄積され、一定の水準を満たした際、鼻づまりや鼻水、くしゃみなどの症状が現れる状態です。これまで花粉症ではなかったのにも関わらず、突発的に花粉症を発症した場合、数年から数十年にわたり花粉を浴びていたことが原因のひとつと考えられます。
花粉症の原因となる
主な植物
花粉症を発症する原因となる主な植物は以下のとおりです。花粉症対策がスムーズに進められるよう、知識として知っておきましょう。
①スギ

スギは、北海道の南部から九州にかけて多くの地域で植林されており、人工林面積の44%を占める植物です。そのため、スギ花粉の飛散量は最も多く、花粉症を発症する最大の要因とされています。
②ヒノキ

ヒノキは、スギと同様に飛散距離が長く、広範囲に及ぶ植物です。スギと比べて、飛散時期は同時期もしくは少し遅れて飛び始めます。スギ花粉症とヒノキ花粉症を合併している場合、重症化しやすいのが特徴です。
③ブタクサ

ブタクサは、日本で最初に報告された花粉症であり、秋の花粉症の代表格です。キク科であり、明治初期に北米から入ってきた外来種とされています。
花粉症の
セルフチェックをしよう

花粉症を発症したとしても風邪と見分けがつかず、放置する方がいるかもしれません。花粉が飛散する時期に調子が悪くなった場合は、以下の状態に当てはまっていないか確認してみてください。
| ✅ 目のかゆみがある |
| ✅ 連続したくしゃみが出る |
| ✅ 水のような透明な鼻水が出る |
| ✅ 風邪特有の症状(高熱・喉の痛み・粘り気のある鼻水など)がない |
上記に該当する場合、風邪ではなく、花粉症を発症している可能性があります。医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

>>次回、けんくら Vol.098は 2月28日(金)深夜24時更新!
「最新の治療法も紹介!花粉症」をお送りします。

花粉症で辛い症状の鼻詰まりや頭痛。印堂のツボを押して症状を和らげましょう。

両眉の間にあるツボ。
人差し指でやや強めに鼻の方向に10秒間押して離すを繰り返す。
鼻の通りが良くなるまで押しましょう。

