


フィトンチッドの力で、
初夏を心地よく

「そろそろ暑くなってきたな」と感じる5月の終わり。ちょっと気分を整えたいときにぴったりなのが、自然の中で深呼吸する“森林浴”です。なかでも注目したいのが、木々から放出される成分「フィトンチッド」。
森の香りの正体ともいえるこの成分には、私たちの体や心に嬉しい効果がたくさんあるんです。
フィトンチッドって、
どんなもの?

「フィトンチッド」は、木が自分を守るために出している揮発性の香り成分。
植物が細菌や害虫から身を守るために放出していて、ヒノキやスギなどの針葉樹に特に多く含まれています。森の空気が澄んで心地よいのは、このフィトンチッドのおかげとも言われています。
フィトンチッドの主な作用

🌿リラックス作用
脳のα波を増やし、自律神経を整える効果があるとされます。気持ちが落ち着き、深い呼吸が自然にできるように。
🌿殺菌・消臭作用
菌の繁殖や悪臭を抑える効果もあり、自然の中にいるだけで空気が浄化されるような感覚が得られます。
🌿防虫・抗酸化作用
ダニなどの虫を寄せつけにくくし、食品の鮮度を保つ働きも。昔から笹団子や柿の葉寿司に使われてきた理由にも通じます。
フィトンチッドの
効果が得られる森林浴
森林浴をすると、フィトンチッドの効果が得られ、心と体が癒やされます。仕事や家事などで疲れきった方は、以下の方法を実践し、フィトンチッドの効果を実感してみてください。
①散歩する

森の中を散歩すると、フィトンチッドの効果が味わえるでしょう。
散歩する際は、森の景色や生き物の存在などに注目しながら歩くことで、日常のストレスが発散しやすくなります。また、散歩の途中で目を閉じ、森の中の鳥のさえずりや木々の葉っぱの音などを感じてみてください。さらに樹木の香りを感じられるようになり、リラックスしやすくなるため、効果的です。
②動物や植物を観察する

森林浴をする際に森の木や草、動物などを観察することで新鮮な刺激が得られます。普段の生活ではなかなか見られない動物を目にすることもあるため、良い気分転換になるでしょう。
日常を忘れて昆虫観察やバードウォッチングなどをしてみるのもおすすめです。
③運動する

森の中でサイクリングをしたり、ウォーキングしたりすると、運動不足やストレス解消につながります。また、いつもと違う空気感が味わえるため、精神的にもリフレッシュできるでしょう。
体を動かす際は激しい運動は控え、気軽に楽しめるスポーツを心がけることをおすすめします。
④絵を描く・写真を撮る

森の中の美しい景色を形に残すために、写真を撮ったり絵を描いたりするのもおすすめです。「絵が苦手」「写真を撮る技術がない」といった方でも問題ありません。
気になる場所や風景を見つけ、心のままにアートを楽しんでみましょう。夢中で楽しんでいくうちに心が落ち着いていくのが実感できるはずです。
⑤森を清掃する

森林浴をしながらゴミ拾いをすると、森が綺麗になるのが実感でき、充足感を得られるようになります。
家族や友人と一緒に清掃したり、レクリエーション団体やボランティア団体のイベントに参加して清掃したりするのも効果的です。
日常に自然の力をほんの少し取り入れるだけで、心と体はふっと軽くなります。心地よい季節の風を感じながら、森の癒しを味わってみてください。

>>次回、けんくら Vol.112は 6月6日(金)深夜24時更新!
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「夏に弱るなんて言わせない!
シニアの元気を守る黄金ルール」をお送りします。

梅雨の時季の気圧変化でめまいや吐き気を感じる人におすすめのツボ。乗り物酔いのツボとしても知られ、心身の緊張を和らげてくれます。

手首の内側、シワから指3本分ほどひじ側にあるくぼみです。
親指でやさしく押しながら深呼吸を3回、左右の手で2〜3分ずつ行ってみてください。

