


4人に1人が発症する脂質異常症!

体力をつけるために食べることは、熱中症予防にもなるので大切ですが、ついつい食べ過ぎてしまうと、脂肪を燃焼しきれずに肥満になるおそれがあり、「脂質異常症」に気をつけなければいけません。
脂質異常症とは、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪のうち、どれか1つでも基準値を外れた場合に診断される病気で、日本人の4人に1人が発症するといわれます。傾向として、男性の場合は40代、女性の場合は50代が多いです。
脂質異常症は動脈硬化の原因になる

脂質異常症は放っておくと動脈硬化が進行し、心筋梗塞、狭心症、脳卒中など心疾患や脳血管疾患に発症するリスクが高まります。脂質異常症は自覚症状がないので、定期検診や健康診断などによる血液検査で状態を確認する必要があります。
中性脂肪の新基準が追加!

「動脈硬化性疾患予防ガイドライン(日本動脈硬化学会)」の脂質異常症の診断基準が2022年から新しくなり、LDLコレステロール、HDLコレステロール、空腹時の中性脂肪に、食後の「非空腹時の中性脂肪」の基準値が加わりました。新しい診断基準は以下の通りです。
| 2017年 | |
|---|---|
| LDLコレステロール | 140mg/dL以上 |
| HDLコレステロール | 40mg/dL未満 |
| 中性脂肪(空腹時) | 150mg/dL以上 |
⇨
| 2022年 | |
|---|---|
| LDLコレステロール | 140mg/dL以上 |
| HDLコレステロール | 40mg/dL未満 |
| 中性脂肪 (空腹時) | 150mg/dL以上 |
| 中性脂肪 (非空腹時) | 175mg/dL以上 |



LDLコレステロール
ホルモンや細胞膜を生成するために必要な材料となりますが、増加しすぎると血管の壁の隙間に入り、動脈硬化の原因になります。
HDLコレステロール
動脈硬化を抑制する「善玉コレステロール」として知られています。
本来はHDLコレステロールの値だけが高くても脂質異常症の可能性は低いですが、同時にLDLコレステロールと中性脂肪の数値が高くなる場合があるので、HDLコレステロールでも基準値が外れると脂質異常症と診断されます。
中性脂肪
もともとは毎日元気に過ごすために必要なエネルギー源となる脂質ですが、過剰になると動脈硬化の原因となるLDLコレステロールの働きを強め、HDLコレステロールの働きを弱めてしまいます。
食後の中性脂肪に要注意!

最近では空腹時だけでなく、食後の非空腹時の中性脂肪の値が高いと動脈硬化になるリスクが高くなると研究により分かりました。非空腹時の中性脂肪の基準値が追加された理由の一つに「小型化LDLコレステロール」があります。
小型化されたLDLコレステロールは、通常のLDLコレステロールよりも血管の壁の隙間に入りやすく、さらに血液中に長時間留まる特徴があり、動脈硬化が引き起こしやすくなります。この小型化LDLコレステロールは、食後(非空腹時)の中性脂肪の値が高い場合に増加しやすくなります。
脂質異常症と診断される数は、女性は男性の2.4倍も多い!

男女で比較した場合、女性の方が中性脂肪とLDLコレステロールの値が低く、動脈硬化が進みにくいといわれていますが、脂質異常症の数は、女性は男性の2.4倍も多いです。
男女ともに動脈硬化になる可能性はあるので、LDLコレステロールの働きに大きく関わる「中性脂肪」の対策が大切になります。

>>次回、けんくら Vol.020は 9月1日(金)深夜24時更新!
「継続はチカラなり」FAST&SLOWトレーニングで脂質異常症対策!
」

夏はついつい食べ過ぎて、おなかがポッコリしちゃう人も少なくありません。
トランクカールは、仰向けの状態で、おへそを覗き込むように頭を上げることで腹筋全体を鍛えることができます。普通の腹筋よりも簡単にできるので、ちょっとした隙間の時間に行うだけでもじわじわと腹筋が付くのが分かります。

トランクカール
<1セット:5〜10回 目安:1日2〜3セット>
① 手のひらを下にして、仰向けの状態になり、ひざを立てます。

② 顔は天井を向け、軽く状態を起こします。この状態を3分キープしたら、ゆっくりと元の位置に戻します。
これを繰り返します。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


