けんくらVol.130 秋に多い咳の病気とセルフケア(後編)

今回は、Vol.129の続き
秋に多い咳の病気とセルフケア(後編)です

前回のはなし(Vol.129)のおさらい

 前編では、秋に咳が増える理由や咳ぜんそく、後鼻漏など長引く咳の原因についてご紹介しました。今回は、咳をやわらげるために日常生活でできる工夫をお伝えします。

咳が体と心に与える影響

 咳が長引くと体力を消耗し、夜も眠れず睡眠不足になりがちです。
 強い咳を繰り返すことで肋骨にヒビが入ることもあり、とくに高齢者や女性は注意が必要です。

 また「咳で迷惑をかけているのでは」と気になり、外出や人との会話を避けてしまうなど、心理的な負担も大きくなります。
 こうした影響を減らすためにも、日常のセルフケアを取り入れて体を楽にすることが大切です。

加湿でのどを守る

 乾燥した空気は咳を悪化させます。室内は湿度50〜60を目安にしましょう。
 加湿器がなくても、濡れタオルを干したり洗面器にお湯を張るだけで効果があります。

 インフルエンザウイルスは湿度50%以上で感染力が弱まります。加湿は咳だけでなく感染予防にも役立ちます。

飲み物と食べ物でケア

 はちみつ入りのぬるま湯大根はちみつシロップは喉にやさしく、昔からの民間療法です。
 温かいスープしょうが湯も体を温めて咳を落ち着けます。

 のど飴は成分よりも「長く口に含むこと」で唾液が増え、天然の殺菌作用が高まります。

入浴でリラックス

 入浴咳のセルフケアにも有効です。

 浴室の蒸気が気道を潤し、痰が切れやすくなります。血流も良くなり免疫機能を助けます。

 ぬるめ(38〜40℃のお湯にゆっくり入りましょう。しかし、咳が強いときは短めにしましょう。入浴後は水分補給を忘れずに。

 お風呂場の蒸気は「天然の加湿器」。シャワーより浴槽に浸かった方が呼吸がラクになると感じる人が多いと言われています。

生活習慣での工夫

 咳をやわらげるには、日々の生活習慣を整えることも大切です。小さな工夫の積み重ねが症状を軽くし、回復を早めます。

1.睡眠をしっかりとる
 夜更かしや睡眠不足は免疫力を下げ、咳を悪化させます。7時間前後の睡眠を目安に、規則正しいリズムを意識しましょう。寝室は加湿器や濡れタオルで乾燥を防ぎ、枕を少し高めにすると咳が出にくくなります。

2. 水分をこまめに補給する
 のどが乾燥すると咳が強まります。水やお茶を少しずつ飲み、常に喉を潤すことを心がけましょう。温かい飲み物は血流を良くし、リラックス効果もあります。

3. 食事で体を整える
 たんぱく質は体の修復に欠かせません。肉や魚、大豆製品を意識してとりましょう。ビタミンCは粘膜を守り、免疫機能をサポートします。柑橘類や野菜スープで補給するのがおすすめです。

4. 部屋を清潔に保つ
 ダニやホコリ、カビは咳を誘発する原因になります。布団は天日に干し、シーツはこまめに洗濯しましょう。
掃除機はベッドやソファの周りを重点的にかけましょう。
 また、寝具に落ちる皮膚や汗は一晩でコップ1杯分ともいわれています。ダニの栄養源になり、咳の原因になるため、布団やシーツの手入れは大切です。

5. 喫煙・受動喫煙を避ける
 たばこの煙は気道を強く刺激し、咳を悪化させます。自分が吸わなくても、受動喫煙の環境は避けましょう。
 咳は体を守る反応ですが、続くと体力や気持ちを消耗してしまいます。
加湿、飲み物や食べ物、入浴など、日々の工夫で症状を和らげていきましょう。

お風呂タイムでのどのケア!

 体をじんわり温め、リラックスしながらのどや体をいたわる時間にぴったりです。咳が気になる季節こそ、お風呂の時間を大切にしてみてください。

>>次回、けんくら Vol.131は 10月3日(金)深夜24時更新!
秋が大切!インフルエンザ予防(前編)」
をお送りします。


 足元が冷えたり、夕方になるとむくみが気になる…。そんなときに役立つのが、足の内くるぶしの上にある「三陰交」
 下半身の血流を整えるセルフケアに広く使われ、女性の養生ツボとしても知られています。眠る前のリラックスタイムに取り入れるのもおすすめです。

 足の内くるぶしの一番高いところから指4本分上、すねの骨の後ろ側にあります。
 親指でやさしく5秒押して離すを左右各5回。
 強く押しすぎず、深呼吸に合わせてじんわり圧をかけるのがポイントです。

>>次回、けんくら Vol.131は 10月3日(金)深夜24時更新!
秋が大切!インフルエンザ予防(前編)」
をお送りします。

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セルフケア(前編)