

今回は、Vol.136の続き
「腸と免疫力(後編)」です。

前回のはなし(Vol.136)のおさらい
前回は、腸に集まる免疫細胞のしくみとその働きを見てきました。今回は、そうした「腸免疫」を支える具体的な生活習慣と食事のヒントをお伝えします。腸を整えることで、体全体の防御力も育てていきましょう。

朝食をしっかりとる
ことから始める

腸は夜の間も活動を続けています。朝、軽く胃腸を目覚めさせることで、消化・排泄のリズムが整いやすくなります。
朝食を抜く習慣が続くと、腸内環境の乱れや免疫力の低下につながる可能性があります。
発酵食品を毎日の食卓へ

ヨーグルト、味噌、納豆、漬物などの発酵食品は、腸内の善玉菌を育てる土台になります。これらを日々取り入れることで、腸内環境が整いやすくなります。
発酵食品に加えて、食物繊維やオリゴ糖も善玉菌のエサになります。
また、腸内細菌の多様性が高いほど、免疫力は安定しやすくなります。
野菜・果物・豆類・海藻など、異なる種類の食品を少量ずつ取り入れて、腸に「変化」を与えることがポイントです。
また、最近の研究では、腸内細菌の一つ「YB328株」が、腸で樹状細胞を活性化し、それががん組織まで移動して免疫応答を助ける可能性が示されました。腸内環境が、体の遠く離れた臓器の免疫にも影響を与えるという発見です。
規則正しい食事と
よく噛むこと

毎日同じ時間に食べる習慣や、腹八分目・腹七分目を意識することは、腸本来のリズムを保つのに役立ちます。また、よく噛むことは消化を助け、腸への負担を減らします。
眠り・ストレス・運動で
「腸の土台」を育てる

💛睡眠
十分な睡眠は、腸の壁の修復や炎症制御にも役立つと考えられています。実際、睡眠不足になると腸内の細菌バランスが崩れやすく、腸内環境が乱れるという報告もあります。
睡眠中は、腸の蠕動(ぜんどう)運動もゆるやかに保たれることが想定され、腸が「休まる」時間を確保することも大切です。
💛ストレス管理
ストレスが長く続くと、腸のバリア機能が弱まり、腸壁の透過性が高まる(リーキーガット)傾向が出ることが研究で示されています。
たとえば、慢性的なストレス刺激を与えられた動物モデルでは、腸粘膜に炎症マーカーが上昇し、バリアが破れやすくなるという報告があります。
呼吸法やリラックス休憩を取り入れることで、自律神経バランスを整え、腸が落ち着く時間をつくることが、免疫を支える土台になります。
💛軽い運動
ウォーキングや軽いストレッチなどの中等度な運動は、腸の蠕動を促し、便の排出を助けるだけでなく、腸のバリア機能を強める作用も期待されています。
さらに、運動は腸内の多様性を高める(善玉菌を育てやすくする)という報告もあり、炎症抑制や代謝改善にも好影響があるとされています。
マムシエキスを摂ったマウスは
ロープを登る時間が速かった

古来よりマムシは体力や滋養の食材として使われてきました。
あるマウス実験では、熱いプレートの上での「よじ登り実験」において、マムシエキスを与えたグループはより速く登れたという話もあります。これは運動能力や反応力との関連を示すエピソードとして伝えられています。
腸を整える習慣は、免疫力向上の要となります。発酵食品、食事の多様性、規則正しいリズム、良質な睡眠、ストレスケア、適度な運動を日々意識して積み重ねることが、体の守りを育てる力になります。
そして、マムシのような補助的アイテムを賢く取り入れて毎日の健康にお役立てください。
冬の養生にもおすすめ!
赤まむし粉末
毎日の健康のサポートアイテムとして注目なのが 赤まむし粉末。マムシを粉末化し、飲み物や食事にも混ぜやすく仕立てられています。
添付のスプーンですり切り一杯をそのまま、またはスープやリゾットに溶かしてなど、日常に自然に取り入れやすい形でお摂りください。
マムシは古くから滋養に使われてきた食品で、冬の養生にもおすすめです。

腸の調子を整える!
「体側ツイストストレッチ」
1セット:左右各3回ずつ。無理にねじらず、心地よい範囲で行う。
目安:お腹の張りが気になる時や、夕方のリフレッシュタイムに。
腰やお腹まわりをやさしくひねることで、腸を刺激するストレッチです。
座ったままでできるので、食後やデスクワーク中の軽い運動にもぴったり。
便通を促したい時、リラックスしたい時におすすめです。
①背もたれのある椅子に座り、背筋を伸ばします。両手を太ももの上に置きます。

②左手を椅子の背もたれ(手が起きやすい位置)に、右手を左足の太ももに添える。息を吐きながら上半身を左にゆっくりひねる。3秒キープしたら息を吸いながら正面に戻る。反対側も同様に行う。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。
「けんくらニュース」をご愛読いただき、ありがとうございます。
このたび健康情報サイト「けんくら」は、冊子版と統一し、新たに 「健康な暮らし」 として生まれ変わります。次回からは、冊子とWEBが連動して、より身近に健康情報をお届けします。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


