


あと少しで立冬!

日が短くなり、朝晩と肌寒くなってきて、冬の到来はもう間近という感じですね。
「立冬」は、「二十四節気」の中で冬の始まりを意味します。2023年の立冬は、11月8日(水)から始まり、11月21日(火)まで続きます。
立冬が始まると、朝晩冷え込むようになります。この時季に体調を崩す人も少なくありません。また、日に日に気温が低くなるので「寒い」と感じることが多くなりますが、手足の先端が冷たく感じる「冷え」に悩む人も増加します。
そして冬の冷えは、「寒いから冷える」だけではないようです。
夏だけじゃない!
冬も汗をかく!

「熱?かぜかな?」と感じた時、多くの人が体温を測ります。体温は健康状態のバロメーターであり、食事などで熱を作り、発汗で熱を逃がして調節します。
夏は汗を大量にかくので熱放散が多くなります。しかし、寒い冬も厚着になるため、体の中は汗をかきやすくなります。そして、その汗が「冷え」の原因になる場合があるのです。
寒さを防ぐ防寒が
冷えの原因に!?

冬の冷えの原因の一つに「足汗」があります。足の裏は汗腺(汗が出る器官)が多く、汗をかきやすい部位でもあります。
冬は厚手の靴下やブーツなど、防寒に優れたアイテムを着用する機会が増えますが、防寒が密になった環境だと足汗が出やすくなり、さらにその汗により靴下が湿ることで、熱を逃がしやすい環境を作ってしまいます。その結果、熱放散が活発になり、足冷えを感じてしまう場合があるのです。
水を溜め込んで
冷えになることも!

足汗の熱放散が原因の冷えとは別に、汗が出にくい体質の場合は、体に水を溜め込んでしまうことで冷えを感じることがあるのです。
東洋医学では、このような状態を「水滞(水毒)」と呼び、冷えの他に頭痛やめまい、倦怠感などの体調不良の原因になります。
体に水を溜め込む「むくみ」は、運動不足や冬の乾燥と寒さで発汗が減少することで起こしやすく、血流が悪化しやすいため、冷えを感じてしまうことがあるのです。
寒暖差による自律神経の乱れ

人の体は汗をかいて体温を下げ、脂肪を燃焼させて体温を上げるなど、全身の血流を「自律神経」が働いて調節して、健康状態を保とうとします。つまり体温の調節は自律神経が担っているのです。
しかし、自律神経はストレスに影響されやすく、季節の変わり目などの気温が大きく変わる時季や、暖房が効いた屋内と、寒い屋外との寒暖差によっても自律神経のバランスが崩れやすくなります。
自律神経のバランスが乱れると、血流が手先や足先などの末梢の血管に行き渡らない場合があり、冷えを感じてしまうことがあります。
ウィンターブルーによる冷え!

春や秋などの季節の変わり目は、イライラしたり気持ちが沈みがちになる「季節性うつ」に悩む人が増加します。そして冬も例外ではないです。
冬は日照時間が短く、太陽の日を浴びる量が減り、幸せホルモンといわれる「セロトニン」が減少しやすい時季です。
冬季の季節性うつは、別名「ウィンターブルー」とも呼ばれます。ウィンターブルーになると、ストレスや不安を感じやすく、自律神経が乱れやすくなり、冷えや頭痛の原因になるのです。
免疫力が低下する腸の冷え

腸は免疫細胞の70%が存在するといわれ、健康に過ごすための大切な器官です。
しかし、寒さで体が冷えると自律神経のバランスが乱れ、腸内の血流量が下がり、腸の働きが悪くなります。このような状態を「停滞腸」と呼び、消化や吸収がうまく行われず、便秘の原因にもなり、免疫力も低下してしまいます。

>>次回、けんくら Vol.030は 11月10日(金)深夜24時更新!
「入浴後は即保温が大事!
カイロは振ってから使おう!」をお送りします。


寒い冬は冷えを訴える人が増加しますが、寒さによる冷え以外にも自律神経のバランスが乱れることによる冷えがあります。
自律神経は血流をコントロールする働きがあるので、心身ともに回復させる必要があります。また下半身の血流は、「ふくらはぎ」が血液を心臓に送るポンプの働きを担うので、「むくみ」などが発生すると血流が悪化します。
「つま先上げ下げ運動」で、ふくらはぎを常に良い状態にして、からだをポカポカにしましょう!
つま先上げ下げ運動
<1セット:20秒間 目安:1日2〜3セット>
①背筋を伸ばして椅子に座り、足を揃えます。

② 1.かかとに地面をつけたまま、つま先を上げ、すぐ元に戻します。これをテンポよく20秒間繰り返し行います。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


