

今回は、Vol.029の続き
「<立冬>冷えによる不調」の対策編です!

前回のはなし(Vol.029)のおさらい

「立冬」は二十四節気のひとつで冬の始まりを意味し、立冬が始まると「冷え」を訴える人が増加します。
人は健康を保つために体温を調節しますが、冬は厚着になることが多く、厚手の靴下やブーツを履くと足の裏から汗をかき、発汗と湿った靴下の環境により、足の熱を逃がしやすく、冷えを感じてしまうことがあります。
また、寒さにより汗が出にくくなり、体内に水を溜め込んでしまうことで血流が悪くなり冷えになる場合もあります。
他にも、屋内と屋外の寒暖差や、冬季の短い日照時間が原因で起こるウィンターブルーなど、自律神経のバランスが乱れることが原因で起こる冷えもあります。
そして、寒さにより体が冷えると、免疫細胞の宝庫である「腸」を冷やしてしまい、免疫力が低下する可能性もあります。

とにかく体を冷やしちゃダメ!
汗をかいたら着替えよう!

あたりまえのことですが、冷え対策の基本は体を冷やさないことです。
外気温から冷えを守るだけではなく、汗で湿った衣服を着たままだと熱が逃げて冷えてしまうことがあるため、「汗をかいた」と感じた場合は、着替えたほうが良いでしょう。
また、汗を熱に変えるシャツなどは、汗をかいても冷えにくいのでおすすめです。
入浴で心身ともにほっこり
冷え対策!

入浴は心身の疲れを取り、冷え対策に優れた方法の一つですが、お湯の温度に注意が必要です。
外が寒いので、熱い温度のお湯に入りたくなる気持ちはわかりますが、実は熱いお湯に入ると、一時的に体は温まりますが、体が体温を下げようと働くため、温かさが持続しません。
お湯の温度は40度くらいで、10分間入ると体を芯から温めることができます。
また、冬の脱衣所や浴室の中は冷えている場合があり、高齢者の場合は心筋梗塞や脳梗塞の発症の原因にもなるので、入浴前に浴槽のふたを開けておいたり、壁や床に熱めのシャワーをかけておくと良いでしょう。
入浴後はスウェットなど
少し厚手の服を着る!

入浴後は体が火照っているため、薄着で涼んでから服に着替える人がいます。しかし、入浴後に涼んでしまうと、せっかく体の芯から温まっていたのに冷えてしまい、湯冷めにより体調を崩してしまう場合があります。
入浴後は、すぐにタオルで体の水気を取り、スウェットなど少し厚手の服に着替えることで、温かさを持続することができます。また、脱水を予防するためにも水分補給も忘れずに!
小刻みに足を揺らして
むくみを解消!

ふくらはぎ(足)は「第二の心臓」といわれるほど大切な場所で、下半身の血液を心臓に送るためのポンプの役割を担っています。
ふくらはぎがむくむと、血流が悪くなって冷えの原因になりますが、むくみは椅子に座って足を小刻みに揺らすことで血流を改善することができます。ジグリング(フィジッティング)とも呼ばれ、昔は「貧乏ゆすり」と言われたため悪い印象がある動きですが、効率よく血流を改善することができる運動です。
冷え対策の食材といえば
「しょうが」!

体を温める食材の代表格といえば「しょうが」です。
生のしょうがには、「ジンゲロール」という成分が含まれていて、ジンゲロールは末梢血管を拡張させると言われ、手先や足先が冷える人におすすめです。
しょうがを加熱すると、ジンゲロールが「ショウガオール」という成分に変化し、胃腸と全身を温めたい場合におすすめです。
ジンゲロールをとりたい場合は、擦ったしょうがを料理のトッピングや温めたお茶などに入れます。ショウガオールをとりたい場合は、豚のしょうが焼きなど、調理するときに入れると良いでしょう。
カイロを上手に使う!

冬の必需品ともいえる「カイロ」ですが、カイロの正しい使い方をご存じですか?
カイロを袋から取り出して揉んでから使用する人がいますが、これはNGです。揉んでしまうと、中身の粉が片寄ってしまい、温まるまでに時間がかかってしまうのです。
正しい使い方は、シャカシャカと数回振るだけです。中の粉が混ざり合い、短時間で熱くなります。さらに、カイロをおへその下にあてるだけで、腸の冷えの対策にも繋がるので、おすすめです。
次回は、11月17日(金)深夜24時更新です!

手先や足先の冷えを訴える人は多いですが、おなかに手を当てて冷たい場合は「内臓冷え」の場合がります。
内臓冷えは、血液が集まる腸の血液が行き渡らず、全身の血流が悪化しているために、免疫力の低下や体調を崩す可能性があります。「天枢」は、冷えに良いツボとして有名であり、グッと押さえるだけで自律神経のバランスを整えて、血流改善に期待ができます。
天枢

おへそから指2本ほど外側にある位置を人差し指と中指で、5秒間隔で押します。
(人差し指・中指・薬指を揃えて円を描くように撫でても効果的です)
★左右各30秒ずつ

