


骨って体を支えているだけじゃない!

「骨」が普段の生活にどの程度役立っているかご存じでしょうか?
骨は全身の重みに耐えられるように、骨同士が組み合わさって体を支えています。さらに衝撃に弱い脳や内臓を保護する役割もあり、筋肉と合わさることで体を動かすことができます。
また、骨髄の細胞から赤血球や白血球、血小板などで血液を作り、カルシウムやリンなどの栄養素を貯蔵して、必要に応じてこれら栄養素が血液に放出されます。
体を支えるだけではなく、栄養などにも重要な働きを持ちます。
骨がボロボロになる
骨粗しょう症

生きていく上で大事な役割を持つ骨の強度が低下して、骨折を起こしやすくする病気が「骨粗しょう症」です。
骨粗しょう症は、骨密度が低下することが原因で、ちょっとした転倒などでも骨折する場合があり、最悪の場合はそのまま寝たきりになるケースもあります。さらに骨粗しょう症は男性よりも女性の方が多い傾向があるようです。
骨代謝のバランスが崩れると
骨粗しょう症になる可能性が!

骨は、破骨細胞が古い骨を少しずつ壊し、骨芽細胞が新しい骨がつくる「骨代謝」が行われています。
破骨細胞が古い骨を壊すことを「骨吸収」といい、骨芽細胞が新しい骨をつくることを「骨形成」といいます。
健康状態であれば、骨吸収と骨形成のバランスが保たれていているので骨密度も安定していますが、バランスが崩れると、骨吸収の働きが骨形成を上回り、骨密度が低下して骨粗しょう症になるリスクが高くなります。
加齢とともに骨密度が低下する

年を重ねると食事の量が少なくなるだけでなく、栄養を吸収する力も減少します。
若い人と同じ量のカルシウムをとっても、栄養を吸収する力が少ないため、カルシウム不足から骨密度が低下しやすくなります。
また、運動は骨の強化に繋がりますが、高齢者になると運動量も低下しやすくなるので、骨粗しょう症になるリスクが高くなります。
なぜ骨粗しょう症は、
女性のほうが多いの?

女性ホルモンの一種「エストロゲン」には、骨吸収をゆるやかにして、古い骨を壊すことを抑制する働きがあります。
男女ともに、40歳までは骨密度は安定していますが、50歳前後から女性の骨密度が低下します。
女性の場合、閉経後にエストロゲンの分泌が急激に減り、骨密度が低下することが原因とされています。
過度なダイエットが
骨粗しょう症の原因になる!

過度なダイエットをすると、カルシウムなどの栄養が不足して骨粗しょう症のリスクが高くなります。
特に、骨が成長する10代の時は、骨にカルシウムを貯蓄するために大切な時期ですが、激しいダイエットを行うとカルシウムが不足して、20代で骨密度の最大量が少なくなります。
骨粗しょう症は
生活習慣が大きく関わる

喫煙はエストロゲンの分泌を妨げ、過度な飲酒も新しい骨を作る骨芽細胞の働きを妨げます。
また、肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣に関わる病気は骨密度の減少や、骨の質の劣化など、骨粗しょう症による骨折と関係しているということが分かってきました。

>>次回、けんくら Vol.032は 11月24日(金)深夜24時更新!
「負荷がかかると骨が強くなる?
運動と食事で骨密度を強化!」をお送りします。


加齢にともなって骨密度は低下して骨粗しょう症のリスクが高くなります。少しでも骨密度の低下を抑制するには骨を強化する必要があります。
骨の強化には、負荷がかかりやすいスクワットのような運動が最適!「ワイドスクワット」は、両足を肩幅より広げるスクワットで、ひざに負担がかかりにくく、骨や筋肉の強化に優れたスクワットです。骨折予防のためにも強い骨をめざしましょう!
ワイドスクワット
<1セット:10回 目安:1日2〜3セット>
①両手を体の前で自然に組みます。
足は足幅より広げ、足先を「逆八の字」に外側に向けます。

②下半身にしっかりと体重を乗せるイメージで上体を下ろします。
下ろせるところまで下ろしたら、上体を上げて元に戻します。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


