



※健康な暮らし2024年夏号タブロイド4ページに掲載された内容です。

6月は初夏を告げる月です。夏の訪れを予感させる暖かさとともに、湿気が増し、とくに夜は湿気が寝苦しさの主な原因になります。
睡眠時間は取っているはずなのに、しっかり眠れている感じがしないなど、睡眠の質の低下を感じているのは暑さや湿気のせい…だと思っていたら、病気が原因の場合もあります。
日本人の約五百万人が
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠がしっかり取れていない原因に、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome 以下SAS)が挙げられます。
SASは、睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりすることで、十分な酸素が体に行き渡らなくなる状態です。
特に、肥満の方は起こりやすいとされていますが、アゴの形や扁桃腺などの状態によっても起こりえます。
また、睡眠剤の内服はのどの緊張を緩める作用があるため、一時的にSASに近い状態となります。日本におけるSASの患者数は、約五百万人と推定されていますが、病院を受診していない方も多く、患者数はさらに多いと考えられています。
SASの症状は?
SASは、睡眠中に呼吸が止まる他にもさまざまな症状が現れます。例えば、大きないびき、日中の眠気や集中力の低下、朝の頭痛などがあります。
睡眠時間はしっかりと取っているはずなのに、これらの症状がある場合はSASが疑わしくなります。
SASが体に与える影響
SASは睡眠の質が悪くなることによって、さまざまな病気を引き起こします。
例えば、高血圧や脳卒中、心筋梗塞になりやすくなります。これらの病気は生活習慣病として知られていますが、もし発症すれば突然死する恐れも出てきます。
また、重症のSASでは、明らかに寿命が短いことが報告されています。
SASは
どこで治療する?

SASが疑われる症状があれば呼吸器内科や耳鼻科を受診するようにしましょう。それら診療科が近くになければ内科でも構いません。 医療機関を受診をして、SASが疑わしいと判断されれば、経鼻的気道持続陽圧療法(CPAP療法)という治療が行われます。
この治療は、鼻にマスクをつけ、特殊な機械で圧力をかけて空気を送り込みます。この圧力によって肺への空気の流れがよくなり、呼吸が止まることがなくなります。
また、これだけではなく肥満の是正や飲酒など生活習慣の見直しも行い、総合的に治療を行います。
SASは最近知られてきていますが、治療を十分に受けられていない方もいます。睡眠の質の低下がきっかけとなり、命に関わるSASという病気が見つかるかもしれません。
ストレスや生活リズムの変化など
による睡眠不足には

睡眠不足の原因がSASでなく生活リズムの変化やストレスだった場合は、どうしたら良いでしょうか。
寝る前に、明るすぎない暖色系のライトをつけて本を読むこともおすすめです。電子書籍は避けるようにしましょう。深呼吸や マインドフルネスを取り入れることもおすすめです。
また、1日の疲れをリセットして翌朝気持ちよくスタートしたい方には毎日健康酒を飲むことをおすすめします。
※マインドフルネス:過去や未来ではなく、心を「今」に向けた状態のこと。代表的なものに瞑想があります。
睡眠薬が睡眠不足の原因?

もともと睡眠不足のために睡眠薬を飲んでいる方が、睡眠薬を飲んでも日中の眠気や集中力の低下が強くなった場合は注意が必要です。もしかしたらSASが睡眠不足の原因になっているかもしれません。
睡眠不足のために睡眠導入剤を飲まれている方もいるかもしれませんが、一部の睡眠薬はSASを悪化させる場合がありますので医師に相談しましょう。

>>次回、けんくら Vol.063は 6月28日(金)深夜24時更新!

※健康な暮らし2024年夏号タブロイド3ページに掲載された内容です。

夏の暑さは私たちの日常生活に多くの影響を与えますが、特に中高年の方々にとって脱水は深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。しかし、筋力トレーニングをして筋力をつけることにより、体内の水分保持能力が向上して脱水予防に効果的であることがわかっています。
今回は、椅子を使って安全に配慮した筋力トレーニングで、太ももを引き締めて足腰の筋肉を鍛える「スクワット」をご紹介します。
ひとつの動きをゆっくり5秒ずつかけて行うのがポイントです。また、2セット連続して行うと効率的に筋力をつけることができるのでおすすめです。インターバルも大切で、1セット終わったら、必ず1分は休憩をとってから2セット目を行うようにしましょう。
スクワット
目安:1セット10回/連続して2セット行う(1日1回)
①正面を向き、手を腰にあてて椅子に座る(椅子の背もたれに背中をつけない)。

②5秒数えながら立ち上がり(膝は伸ばしきらない)、
息を吐きながらお尻を突き出すようにしゃがんで①に戻る。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


