


低気圧で増加する体調不良「頭痛」

梅雨は、ジメジメと湿度が高く、日中が暑くても、夕方近くから気温が下がることもあるので体調不良になる人が増加します。中でも「頭痛」に悩む人は多く、これは低気圧が関係している場合があります。
低気圧の日は体調不良になりやすいことは昔から知られ、曇りや雨の日は「古傷が痛む」といわれることもあります。
現代でも気圧、温度、天候によって起こる体調不良を「気象病」や「天気病」と呼ぶことがありますが、なぜ低気圧になると頭痛になるのでしょうか?今回は梅雨に起こる頭痛の原因について紹介します。
梅雨の頭痛の原因①
内耳の過剰反応による自律神経の乱れ

1年は春夏秋冬で気温や湿度が変化しますが、人の身体も環境の変化に対応しよう調節します。
特に気圧の変化は、耳の奥にある「内耳(ないじ)」がセンサーの役割を担っていて、気圧が変化すると内耳から脳に信号を送り、その脳が血流をコントロールする「自律神経」に働きかけて調節します。
しかし、低気圧になると内耳が過剰に反応してしまい、自律神経のバランスが崩れて頭痛を起こす場合があるのです。
梅雨の頭痛の原因②
「むくみ」により神経を圧迫

人の身体の大半は水分が含まれていて、食事や飲み物で新しい水が体内に入り、古い水は汗や排せつなどで排出し、「水分代謝」を繰り返します。
低気圧になると、体の水分がうまく排出されにくくなり、水を溜め込んでしまう「むくみ」になることがありますが、むくみになると神経を圧迫し、頭痛が発生してしまうことがあるのです。
梅雨に起こる頭痛の原因は、内耳の過剰反応による自律神経の乱れ、むくみによる神経の圧迫が大きいといえます。
タイプによって痛みが異なる頭痛

頭痛は大きく分けると「片頭痛」、「緊張型頭痛」、「群発頭痛」があげられます。
片頭痛は、全国で約840万人が悩んでいる頭痛といわれ、顔や頭部の感覚をつかさどる三叉神経が刺激され、脳の血管の周辺が炎症、また血管が拡張することで起こります。
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉が緊張して血流が滞り、筋肉がこりや張りなど硬くなることで神経が刺激さて、痛みが起こります。
群発頭痛は、女性よりも男性が多く、発症のメカニズムは明らかにされていませんが、目の後ろの内頸動脈(ないけいどうみゃく)が拡張して炎症を起こし発症すると考えられている稀なタイプの頭痛です。
片頭痛の
特徴と原因
- 頭の片側が痛い
- 脈を打つようにズキンズキン痛い
- 吐き気を伴う痛み
- 光や音に敏感になる
- 体を動かすと痛みが悪化する
原因:睡眠不足、空腹、ストレス、更年期、人が多いところなど
緊張型頭痛の
特徴と原因
- 圧迫により締め付けられるような痛み
- 体を動かしても痛みが悪化しない
- 吐き気などは起こらない
- 我慢できる程度の痛み
- 頭の両側に痛みが起こる
原因:ストレス、デスクワーク、長時間同じ体勢いるなど
群発頭痛の
特徴と原因
- 発頭痛の特徴と原因
- 目をえぐられるような痛みが生じる
- 1~2か月間継続的に起こる痛み
- 鼻づまりを起こす
原因:明らかになっていませんが、飲酒や喫煙、不規則な生活などが考えられます。
足の冷えは頭痛のサイン!

頭痛時に足を触ると冷たく感じることがあります。これは血液循環が悪化し、腹部から足までに血液が回らず、上半身に血液が滞った状態で、頭周辺に熱がこもってしまい頭痛が起きてしまうことがあります。
頭痛が起こらなくても足が冷たいと後から頭痛が起きる場合があり、特に低気圧の日は血流が悪化し、足が冷えることがあります。
また、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛は、それぞれ特徴は異なりますが、いずれも低気圧に影響されるので、梅雨の間は注意が必要です。

>>けんくら Vol.006 痛くなる前の“いま”が大切!梅雨の頭痛対策!


首周辺の筋肉の硬くなると血行が悪化して、頭痛の原因になります。凝り固まった筋肉は早めに対処することが頭痛対策に繋がります。
ブンブンツイストは、リズミカルに左右に状態を動かすことにより、首周辺の筋肉をほぐすことが期待できます。
ブンブンツイスト
<1セット2分間・1日3セット>
① 背筋を伸ばし、足は肩幅ぐらいに開き、顔は正面に向けます。 両肘を胸の位置まで上げます。

② 腕の力を抜いて、顔は正面に向けたまま両肩を「右左右左」とリズミカルに2分間回します。2分間を1セットとして、1日3セットぐらい行うと良いでしょう。

頭痛を起こしている時に運動を行うと頭痛が悪化するので避けましょう。また、体に痛みを感じたらすぐにやめてください。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


