



※健康な暮らし2023年夏号タブロイド4ページに掲載された内容です。
毎年やってくる夏恒例の体調不良「熱中症」
夏に起こる体調不良の代表格「熱中症」。本紙でも毎年、熱中症による救急搬送について載せていますが、総務省の発表によると昨年(2022年)の熱中症による救急搬送は71,029人で、前年よりも23,152人も増加しました。
熱中症は自治体やメディアで10年以上も注意喚起しているので、熱中症対策をしている人も増えていますが、発症数が減らないところが熱中症のこわいところです。

子どもから高齢者までキケン!
熱中症になりやすい環境とは?
熱中症は子どもから高齢者まで発症する可能性があります。暑い屋外はもちろん、屋内も高温になることがあるので注意が必要です。
例えば、炎天下での車内温度はエンジンを止めてから30分程度で約45度になり、その後も上昇するといわれています。家の中もエアコンを止めた状態だと車内と同じように室温が上昇します。
特に高齢者の場合は、温度に対する感覚が大きく低下し、冷房を止めてしまう場合があるのです。
ほきゅう・ひやす・ならす・つける
4つの熱中症対策
熱中症対策は4つの行動を意識することが大切です。夏本番になる前に対策を準備しておきましょう。
ほきゅう
汗をかくと、体内の水分とナトリウム(塩分)が不足した状態になり、熱中症になる可能性が高まります。熱中症対策には水1ℓに対して塩を1~2gを加えた飲料水が良いとされています。
水分補給は「のどの渇き」を感じる前が大切で、高齢者はのどの渇きの感覚が低下しやすいので、30分に1回飲むなど時間を決めるのも有効です。他にもスポーツ飲料水や塩飴などが充実しているので活用すると良いでしょう。

ひやす
屋外の場合は帽子や日傘などで直射日光を避けることが基本で、扇子や携帯型扇風機を使って冷やすのも良いでしょう。
最近はバッテリーとファンが内蔵されている空調ジャケットがあり、衣服内の温度を、常に快適な状態にキープしてくれます。また、首元には頸動脈と頸静脈という太い血管があり、首元を冷やすだけで涼しさを感じることができるので、冷却用のタオルや冷感ゼリーが入ったチューブなども活用すると良いでしょう。
屋内の場合は、冷房で部屋を涼しくすることが必須ですが、過度に冷やすと血流が悪化する場合があるので、冷房は「28度(環境省推奨)」を目安に設定すると良いでしょう。
また、昔の時代は暑い日に窓を開けることが当たり前でしたが、近年は猛暑日が続き、熱風により室温をあげてしまう可能性があるので、窓の開放は空気の入れ替え程度にしましょう。
ならす
身体を暑さに慣らすことを「暑熱順化」と呼びますが、暑熱順化ができていると、汗が出やすく熱を外に逃がすことができます。暑熱順化ができていないと、汗が塩分でベタベタになり、体内のナトリウム量が減少して、血液の塩分濃度が下がることで「熱けいれん」を起こす場合があります。
個人差はありますが暑熱順化は約2週間程度かかるので、暑くなる前に屋外の温度に慣らし、入浴や軽いウォーキングなどで汗を出しやすくすることも大切です。

つける
体力がないと暑さに弱く、熱中症発症のリスクが高くなります。体力をつける方法には、運動と食事があげられます。
運動はウォーキングなどの軽い運動から体の柔軟を目的としたストレッチも血流改善に繋がるので良いでしょう。
食事は、疲労回復に役立つ「ビタミンC」を含む玉ねぎやにんにく、「たんぱく質」が豊富な肉類を積極的にとりましょう。また近年、白米に含まれる炭水化物や糖分は太るイメージがあり避ける人もいますが、炭水化物と糖分は暑さに負けないカラダを作るためのエネルギー源になるので、白米も熱中症予防に欠かせない食材です。
また、毎日できる健康管理として「健康酒」は、食事と一緒に、就寝前に飲むことで健康に繋がります。1日を元気に過ごすために、毎日続けると良いでしょう。
>>けんくらVol.009 睡眠中にイタタ…
夏に増加する「こむら返り」対策!<健康な暮らし2023年夏号連動企画>

※健康な暮らし2023年夏号タブロイド6ページに掲載された内容です。
冷たい物で腹痛を起こすのは、胃腸が急激に冷やされると、おなかの血管が収縮して血流が悪くなり、胃腸の消化運動が低下して消化不良の状態になり、反対に腸内で不要なものが次々と押し出される蠕動(ぜんどう)運動は活発化するので、腹痛や下痢を起こしやすくなります。
また、冷房によって体が冷えすぎても血行が悪くなり、胃腸障害に繋がります。血行不良は、自律神経を整えることが大切になります。
自律神経は「ツボ」を押すことで、その働きをサポートすることができます。今回は自律神経の働きを促し、胃腸の働きのほか、「シワ」や「ほうれい線」など美容に良いとされる「陥谷(かんこく)」を紹介します。
陥谷(かんこく)
<目安:左右 各3秒ずつを5〜6回>
足の人差し指と中指の間から指2本分ほど内側の箇所を、息を吐きながら3秒間押して、息を吸いながら力を緩めます。これを繰り返します。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


