


年間を通して台風が多い「秋」!

涼しい風が吹いて過ごしやすくなる秋は、キャンプや紅葉狩りなど屋外のアクティビティが楽しくなる時季です。しかし同時に、この時季はすべての予定を台無しにしてしまう「台風」に注意が必要です。
年間を通して台風は8~10月に上陸数が増加するといわれています。しかし、今年の9月は台風の上陸数が例年より少ないですが、稀に11月に発生することがあるので油断は禁物です。
台風は夏と秋だとルートが変わります。夏は太平洋高気圧(太平洋に発生する温暖な高気圧)の勢力が強く、九州から日本海を抜ける「大回りに通過するルート」ですが、秋になると太平洋高気圧の勢力が弱まり、東海地方から関東地方を通る「小回りに通過するルート」になります。
さらに秋の台風は、偏西風(地球の西から東に向かって吹く風)に乗りやすく、移動する速さも加わり、風が強くなった状態で本州付近を沿うように進むことがあります。
台風が近づくと低気圧になり、空気が重たくなるような感じがします。しかし、なぜ台風になると低気圧になるのでしょうか?台風の正体は赤道付近の海上で発生した熱帯低気圧で、最大風速が17.2m/s以上になると「台風」と呼ばれるようになります。つまり、台風そのものが大きな低気圧なのです。
低気圧による体調不良は、
耳の奥の「内耳(ないじ)」が影響する!

毎年、台風が増える秋になると体調不良を訴える人も増加します。
その原因は低気圧と「耳」が関係しているようです。人の耳の奥には「内耳」と呼ばれる場所があり、その中には
「三半規管(さんはんきかん)」と
「耳石器(じせきき)」という、体のバランスを保つために必要な器官があります。これらの器官が異常を感じると、ふらつきやめまいを起こす可能性があります。
バラエティー番組などで、バットの先を地面に付け、バットのグリップエンドをおでこを付けた状態で回る「ぐるぐるバット」を行うと、体がふらついて真っすぐ歩くことができない姿がみられますが、この状態も内耳に異常が起こり、バランス感覚が乱れているのです。
内耳は低気圧に影響されやすく、気圧の低下を感知した内耳はその信号を神経を通して脳に伝達します。その一連の流れが自律神経にストレス反応を起こしてしまうのです。
ストレス反応によって自律神経が乱れてしまうと、頭痛や疲労など様々な体調不良に繋がります。また、自律神経の乱れにより関節痛が悪化する場合があります。
ひざ周辺の筋肉が硬くなると
痛みが発生する!

関節痛の原因の1つに「血流」が関係している場合があります。血流が悪くなるとひざ周辺の筋肉が硬くなり、関節や骨に大きく負担がかかるため、ひざに痛みがでやすくなります。
全身の血流は自律神経が担っています。つまり低気圧が発生することで、低気圧が内耳を刺激→神経を通り脳へ伝達→ストレス反応により自律神経が乱れる→血流が悪化→ひざが痛むという悪循環を引き起こす可能性があるのです。自律神経の状態が安定していると、関節痛、冷え、肩こり、頭痛などの血流の悪化によって起こる体調不良を予防することができます。
そのひざの痛みの原因は
「ポテトチップスの袋」と同じ?

血流が悪化することで関節痛は起こりますが、低気圧による関節痛の原因は自律神経とは異なる場合もあります。それは、低気圧と「関節包(かんせつほう)」が関係して起こる場合です。
関節包とは、ひざ関節の動きを滑らかにするために関節を覆う袋のようなものですが、気圧に大きく影響されます。山登りで気圧が低下して、ポテトチップスの袋がパンパンに膨れることがありますが、その現象と同じように低気圧を感じると関節包が膨張し、血管を圧迫するため、血流が悪化することがあります。
秋の関節の痛みは、気圧を調節することは難しいので、日頃から予防対策することが必要になります。

>>次回、けんくら Vol.028は 10月27日(金)深夜24時更新!
「痛くても動かすことが大切!
イキイキひざ関節を目指そう!」をお送りします。


関節痛は、血流の悪化によりひざ周辺の筋肉が硬くなることが原因で痛むことがあります。
ひざ痛は、ひざより上の「太ももの筋肉」が影響している場合があり、太もも前側の筋肉が柔軟だと緩和する場合があります。さらに「ふくらはぎ」は全身の血流に繋がるため、今回は「太もものストレッチ」と「ふくらはぎのストレッチ」を紹介します。
太もものストレッチ
<1セット:左右30回 目安:1日2〜3セット>
①壁に手をついて立ちます。

② 片足のひざを曲げ、つま先を掴み、お尻の方へ引き寄せて、太もも前側の筋肉を伸ばします。
その状態で30秒キープします。
キープしたら、反対側も同様に行います。

ふくらはぎのストレッチ
<1セット:10回 目安:1日2〜3セット>
①床に座って両足を伸ばし、つま先をゆっくりと伸ばします。このとき、すねが伸びていることを意識します。

② つま先をゆっくりと手前に引き寄せ、ふくらはぎが伸びていることを意識します。
①と②の流れをを1回として、10回繰り返します。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。


