けんくら Vol.042  春と新しい節気のはじまり!立春と健康

   二十四節気のはじまり「立春」

 2月4日に始まる「立春」は、一年のうちで最初の節気を指し、春が始まる時季を表しています。
 立春は、寒さが和らぎ、自然界が徐々に活動を再開する時期とされています。季節の変わり目としての意味合いも強く、気温の変化や日照時間の増加などで私たちの心身に大きな影響を与えます。
 また、立春は「新しい始まり」を象徴する節気で、新年の抱負を実行に移すための良い機会とも考えられています。
 健康づくりや、ご自身の目標を立てて始めてみるのも良いかもしれません。

立春の前日
「節分」があるのはなぜ?

 「節分」は、四季の各季節の変わり目、つまり「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日を指す言葉でした。しかし、時代が進むにつれて、特に立春の前日を指す言葉として使われるようになりました。
 これは、立春が「新年の始まり」と見なされ、年の節目として特に重要視されてきたためです。
 節分に豆をまく風習は、古代中国の「追儺の儀式」から派生したと言われています。豆まきは、鬼や悪霊(災いや病気)を追い払い、福を家に招き入れるために行われます。この風習は、家庭の平安と健康を願う儀式として現在も広く行われています。
 また、家族や地域コミュニティで豆まきを行うことは、社会的なつながりを強化し、心の健康に良い影響を与える可能性があると言われています。

恵方巻きは江戸時代に始まった

 現在では全国的に広がった節分の「恵方巻き」ですが、恵方巻きの起源は、江戸時代に大阪で始まったと言われています。当時、商人たちが節分の日にその年の恵方(福を呼ぶとされる方角)を向いて、丸かぶりで太巻きを食べる習慣があったそうです。
 恵方は毎年変わり、五行思想や陰陽道に基づいて決められます。その方角に向かって食べることで、一年の商売繁盛や家族の健康、幸福を願いました。
 恵方巻きを食べる際には無言で食べることが伝統ですが、これは願い事を叶えるために、食べている間は願い事を心に秘めておく必要があるとされたためだと言われています。
 恵方巻きは、新しい季節を家族や友人と楽しく迎える方法としても親しまれており、楽しいイベントとして愛されています。

立春の時期の健康への影響は

 立春の時期は季節の変わり目にあたり、私たちの健康に様々な影響を及ぼします。
 特に、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすい時期で、気温の変化も伴って風邪を引きやすくなります。
 また、冬の終わりから春にかけて、日照時間が長くなるにつれて夜間の睡眠時間が短くなったり、朝早く目覚めることが多くなったりと睡眠パターンが乱れるおそれがあります。
 さらに、アレルギー性鼻炎など、春特有のアレルギー症状を感じる人も少なくありません。
 このように、立春の時期は体調を整え、健康を維持するために特に注意が必要です。

立春の時期は
「衛気(えき)」が不安定になる

 伝統的な医学体系である中医学では、皮膚や鼻・喉・胃腸の粘膜といった体の表面部分を「防衛力の気」で張り巡らせ、外邪(ウイルスや風邪)から守る気「衛気(えき)」と言います。
 インフルエンザなどの感染症や風邪を予防するにはこの「衛気」が大切になります。立春は季節の変わり目にあたるため気の変化が激しく、衛気が不安定になり、外邪に対する抵抗力が低下することがあり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
 他にも、衛気は体温を調節する役割を担っているので自律神経が乱れたり、体をアレルゲンから保護できず、アレルギー反応が出やすくなります。
 また、全身的な疲労感なども出やすくなりますので、立春の時期に大切なのは、「衛気」を安定させることになります。

>>次回、けんくら Vol.043は 2月9日(金)深夜24時更新!
「免疫力の要『衛気』を整える」をお送りします。


 2月は厳しい寒さから関節痛に悩まされる人が多く、関節の痛みから体を動かさないことも加わり筋力が落ちてしまいます。
 「クッション挟みストレッチ」はひざ関節に負担がかかりにくいストレッチでおすすめです。

 「クッション挟みストレッチ」

<1セット:5回 目安:1日2〜3セット>

①仰向けに寝て、足をまっすぐに伸ばし、ひざの間にクッションを入れます。

 ②クッションを押しつぶすようにひざを閉じ、内ももに力を入れて10秒間キープしたら力を抜く。
これを5回くりかえします。

体に痛みを感じたら、すぐにやめましょう。痛みが続く場合は、医療機関を受診してください。

>>次回、けんくら Vol.043は 2月9日(金)深夜24時更新!
「免疫力の要『衛気』を整える」をお送りします。


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